こんにちは!今回は「玄関(外)」についてお話します。
新築や住宅改修、リフォームの際に玄関をどうしようかと悩む方が多いと思います。使いやすい方がいいし、転びにくいほうがいいし、その為にはどうしたらいいんだろうと・・・。私の作業療法士としての経験に基づきお話していきます。
これを読んだ人は以下のことを頭の片隅に置いておくと良いと思います。
★結論「段差無し!滑りにくい床!ポーチは広く!玄関扉は引き戸!手すり!」
①段差無し:玄関前は段差が無いことが一番良いです。やはり転倒の原因は段差なのです。段差があると小さい子どもは昇り降りしにくく、躓いたり、バランスを崩して転倒転落する可能性があります。高齢者の場合は言わずもがな、体幹や下肢筋力の低下やバランス力の低下、視力低下、視覚認知の低下(色、遠近感、形、距離など)と様々な要因で躓きや転倒転落する可能性があります。また、大きめの家具を運搬する際にも大変な思いをします。さらには車椅子で移動する必要がある方には大きなバリアーになります。段差が無いことで子どもや高齢者、そして現役世代の私たちも暮らしやすい環境に近づきます。
②滑りにくい床素材:タイル、コンクリート、レンガ、砂利、枕木など色々とありますが、どうしても埃や砂、雨や油などの物質で滑りやすくなってしまいます。滑りにくくするにはそれなりの加工を施してもらう必要があります。我が家はコンクリート素材を「洗い出し」を実施してもらっています。様々な方法で滑りやすさを防げるということを覚えておきましょう。
③玄関ポーチは広く:狭いより広い方がいいです。段差があった場合は扉を出てすぐに段差では物の出し入れに手間取りますし、開き戸の場合はわずかに体を後方や側方に移動させる必要なあり、バランスを崩す原因になります。
④玄関扉は引き戸:③でも示しましたが開くスペースが必要であり、開閉時に体を移動させる必要があります。現在、家を建てる予定の方はほぼ高気密高断熱住宅やZEH住宅になると思います。その際、開き戸じゃないと気密も断熱も損なわれるということでほとんどが開き戸を選択するのではないかと思いますが、、あるんです!気密も断熱も担保できている引き戸があるんです!もちろん価格は開き戸よりは上がりますが、それ以上の価値があると思います。我が家は引き戸を選択しました。
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⑤手すり:段差がある場合は手すりを取り付けると良いと思います。お家の雰囲気の合った素材、形で使いやすい高さを選択すると良いでしょう。手すりの解説はこちらの記事へ→手すり
さいごに
以上、玄関(外)についてのお話でした。全てが出来るわけではありませんが、このような考え方がありますという紹介でした。
皆さんの役に立つ内容であれば嬉しいです。
また見に来てください。
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